レストラン ドンピエール 銀座本店

お店に入るとかなりオシャレで上品な空間でした。やはり老舗だからか、クラシカルで高級感もあって女子会をやるのにピッタリのお店でした。それにコスパもかなりよくてボリュームがあり、とても贅沢な気分を味わえました♪デザートのワゴンも本当にテンションがあがりました。

此処のシェフ；彼がフランス修行に行く飛行機で、偶然フランス自由夫婦旅への、我々の席が隣でした。単身、偉いな...と。

機内食に、殆ど手を付けないので、コック修行の人は、こんなレヴェルの機内食、嫌なんだな...と、解釈...。後日の再会で「初めてのフランス行きでドキドキで、食物が喉を通らなかったんです」と。C/D空港で、別れる時、互いにアドレス交換しました。
互いの写真も取り合って！

フランスのグルメ都市の一つ、ストラスブール・コルマールの店へとの事で、別れました。
で、我々の帰国後、記念写真とクリスマスカードを送りました。
二・三回、文通しましたが、次の秋に「酷い風邪を引いてこじらして」の後、連絡が取れなくなりました。

他所の店に移ったのかも...とも。
数年後、有るグルメ雑誌に、シェフ紹介の写真が有り、気付いた夫が「行ってみよう」と。

お店は銀座に近く、こじんまりとしながらも、センスの良い銀座ならではの、垢抜けた環境・サービスでした。
お料理も、フランスとドイツの国境での修行らしく、東部料理ならではのシュークルート等を、やや日本人の舌に合う様に、アレンジしてました。

デザートに入る頃、当時の空港写真を出して、ギャルソンに「未だシェフですか？」と尋ねたら、びっくりされた様で「本人に渡して来ます！」と。ランチだったので、大半の客が帰った頃、シェフコートの彼と、数年振りの再会！

シェフの事ばかり書いてゴメンナサイ。未だ、２０代で渡欧した彼の凱旋が、余りに嬉しくて。
相変わらず、シャイで「ちゃんとコルマールの名物の提供してるのね」の言葉に「イヤイヤ...これは全然駄目で、メニューからはずそうかと思っていますと」と汗拭き拭き...！

お料理に関しては、PAS MAL＝まあまあで、楽しくゆっくり頂けたと思います。不満は全く無いが、飛び抜けて秀逸という訳でも無く。ただサービスする人も、シェフの努力振りも解って、気持の良い時間を過ごせました。

昼；ランチにしてはやや高価なのは、土地柄相応。
そしてまた、ワイン好きな夫が、ボトルでワインを取ったという為で、総合点では「良い」と思いました。

我家から遠いのと、CPを考えると、中々遠出出来ませんが、東部に住んでいたら、時々、ランチで覗きたい、雰囲気の良いお店です。