僕は洗車用品を買うのをやめられません。
「もう十分あるでしょ。」
そう周りに言われます。
僕もそう思い、
……ポチる5秒前までは。
「今回は本当に必要だから。」
「これは仕事のため。」
「いや、この成分は今までと違う。」
そんな言い訳をしながら、また荷物が届きます。
その箱を開ける瞬間だけは、子どもの頃におもちゃを開ける気分なんです。
試して、 失敗して、 また試して。
「これは違うな。」 「おっ、これはすごい!」
そんなことを何百回も繰り返してきました。
正直に言います。
洗車って、ここまでやらなくてもいいんです(笑)
でも、やっちゃうんです。
だって、好きだから。
中古車販売を始めてから、たくさんの車を見てきました。
大切にされてきた車。
放置されてきた車。
不思議なんですが、車って、話さないのに全部伝わってくる。
「この車、大切に可愛がられてきたな。」って。
仕入れるとき、注文いただいたときも観察するようにします。
逆に、
「もう誰にも気にしてもらえてないのかな。」
って思う車もあります。
だから僕は、どんな車でも手を抜きません。
高級車だから。
安い自動車だから。
そんなことは関係ない。
誰かにとっては、 通勤を支えてくれる相棒だったり、
家族との思い出を乗せた一台だったり、
初めて買った、忘れられない車だったりします。
その一台を任せてもらえるって、
実はすごく嬉しくて、 すごく責任のあることなんです。
だから今日も、
「あとここだけ。」
そう思って始めて、気づけば全部終わっています(笑)
効率はあまり良くないかもしれません。
でも、「あ、綺麗になった。」
その一言を聞くためなら、何時間でも頑張れます。
僕は、車を洗っているんじゃありません。
誰かの大切な思い出を、少しだけ輝かせるお手伝いをしています。
……なんてカッコいいことを言いましたが。
この文章を書いたあとも、たぶん新しいカーケミカルを探しています(笑)
もう治りません。
でも、この"洗車バカ"を、少しだけ誇りに思っています。