すてんどぐらするーむ・かめや

松戸の運河沿いに佇み、まるで別世界のような幻想的な空間が広がるカフェです。ステンドグラスの木々が連なる洞窟のような店内に足を踏み入れると、カラフルな灯りが温かく迎えてくれます。
店主さんによると、この場所は元々叔父さまの和菓子問屋の倉庫として使われていたそうです。そこにお母さまが趣味で作ったステンドグラスを飾ったのがきっかけで、ギャラリーやカフェへと生まれ変わったとのことです。
店内のステンドグラスは、エミール・ガレのような哲学的なデザインではなく、自然を意識したイフェメラルな仕上がりが特徴的。同じ配置にはならず、その時々の気分で装飾が変わるそうです。冬の装いも美しく、まさに夢のような空間が広がっています。
メニューはピザセットのみですが、丁寧に仕上げられた逸品です。ドリンクのアイスコーヒーも香り豊かで美味しく、最後にはココアビスケットと島根の玉露「白川」でしっかりとした味わいで締めくくられます。
店主さんの笑顔に包まれ、ステンドグラスの森を散策するような気分を味わえる素晴らしいカフェでした。次は違った季節の装いをぜひ体験したいと思います。