筋筋膜性腰痛症とは?
腰痛の中でも一番多いタイプが「筋筋膜性腰痛症」です。
重い物を持ったり、長時間同じ姿勢を続けたり、運動不足などが原因で、腰の筋肉やその周りを覆う膜(筋膜)に負担がかかり、炎症や緊張が起きることで痛みが出ます。
いわゆる「ぎっくり腰」の多くも、実はこの筋筋膜性腰痛症のひとつです。
主な症状
・腰を動かすとズキッと痛む
・長く同じ姿勢でいると腰が重だるくなる
・前かがみや反り返りがつらい
・安静にしていると少し楽になる
・下肢に強いしびれは少ない(神経性腰痛との違い)
「朝起きると腰が固まっている」「立ち上がる瞬間に痛い」など、日常生活の動きで痛みを感じるのが特徴です。
セルフチェック
次のようなことに当てはまる方は、筋筋膜性腰痛症の可能性があります。
☑ 長時間のデスクワークや車の運転が多い
☑ 運動不足で腰まわりの筋力が弱い
☑ 急に重い物を持った・体をひねった
☑ 前かがみや中腰で痛みが強くなる
☑ 足のしびれは少ないが腰の痛みが中心
予防のポイント
同じ姿勢を避ける
30〜60分ごとに立ち上がったり、軽くストレッチをしましょう。
腰・お腹まわりの筋肉を鍛える
ウォーキングや簡単な体幹トレーニングで、腰を支える力をアップ。
体を冷やさない
冷えは筋肉の緊張を強めるため、腰を温めるのも効果的です。
正しい動作を意識する
重い物を持つときは腰を丸めず、膝を曲げて持ち上げましょう。
👉 「なんとなく腰が重いな…」と感じたら、早めのケアがおすすめです。
痛みを我慢して放っておくと慢性化することもあるので、気になる方は一度ご相談ください。
