1. スポーツで起こりやすいケガの種類
① 捻挫(ねんざ)
症状: 関節をひねることで靭帯が伸びたり切れたりする。足首・手首に多い。
② 肉離れ
症状: 筋肉が部分的に断裂し、強い痛みや腫れが出る。太もも・ふくらはぎに多い。
③ 疲労骨折
症状: 繰り返しの負荷が骨にかかることでヒビが入る。すね・足の甲・腰に多い。
④ オーバーユース症候群(使いすぎ症候群)
症状: 同じ動作の繰り返しによる痛み(テニス肘・野球肩など)。
⑤ 関節脱臼・靭帯損傷
症状: 関節がずれる、強い痛みや腫れ。膝や肩に多い。
2. ケガを防ぐための基本ポイント
① ウォーミングアップ
目的: 筋肉や関節を温め、柔軟性を高めることでケガを防ぐ。
おすすめの方法:
軽いジョギング
ダイナミックストレッチ
関節の可動域を広げる運動
② クールダウンを忘れない
目的: 運動後の疲労を和らげ、筋肉の緊張をほぐす。
おすすめの方法:
軽いジョギングやウォーキング
スタティックストレッチ
マッサージやアイシングで炎症を抑える
③ 正しいフォームを意識する
悪いフォームはケガの原因:
例)膝が内側に入るスクワット → 膝の靭帯損傷のリスク
④ 休息と回復をしっかりとる
毎日ハードな練習を続けると「オーバーユース症候群」になる。
練習の強度を調整し、週に1〜2日は休息日を設ける。
3. 自宅でできるケガ予防エクササイズ
① 体幹トレーニング
目的: バランスを改善し、ケガをしにくい体を作る。
プランク: 腕立て伏せの姿勢で30秒キープ×3セット
バランスボールに座る: 体幹を安定させる練習
② 柔軟性を高めるストレッチ
目的: 筋肉や関節の可動域を広げ、ケガを防ぐ。
太もも・ふくらはぎのストレッチ
肩甲骨まわし
4. もしケガをしてしまったら?
① RICE処置(応急処置の基本)
R(Rest:安静) → ケガをした部分を動かさない
I(Ice:冷却) → 氷やアイスパックで15〜20分冷やす
C(Compression:圧迫) → 包帯やテーピングで固定する
E(Elevation:挙上) → 心臓より高い位置に上げて腫れを抑える
② 整骨院でのケア
症状に合わせた施術(マッサージ、電気、矯正など)
フォーム改善のアドバイス
リハビリメニューの提案
