腸腰筋(ちょうようきん)とは、上半身と下半身をつなぐインナーマッスル(深層筋)で、腰椎から始まる大腰筋と骨盤上部から始まる腸骨筋から構成されています。腰から太ももの付け根まで左右対称に付着しており、体幹と下肢を繋ぐ唯一の筋肉です。
腸腰筋の主な役割
・良い姿勢を保つ
・脚で立ち、脚を持ち上げて歩く
・股関節を屈曲する
・骨盤を前傾させる
・階段を登ったり靴下を履いたりするとき、足を引き上げる
・腸腰筋が弱まると、次のような問題が起こる可能性があります。
・脚を上げる力が不足してつまずく
・骨盤の前傾が維持できずにお腹が出てポッコリお腹になる
・姿勢が悪くなることで腸の動きを抑制したり、脚の血管を圧迫したりして便秘や
冷え性の原因になる
・腰痛やメタボの原因にも関係する
トレーニングとケア
腸腰筋を鍛えるには、もも上げ体操や姿勢よく歩くなどのトレーニングが効果的です。また、長時間座っていると腸腰筋が硬く縮こまり、機能低下を起こしやすくなるため、椅子に座りながらできるストレッチを行うことで腰が痛くなりやすいのを防ぐことができます。
