膝の痛みが気になるお子さんをお持ちの親御さんへ―
もしかすると、それは成長痛かもしれません。成長期において、子どもたちの体は驚くべきスピードで変化しています。この急激な成長により、特に膝の部分で痛みを感じることがあります。今回は、膝の成長痛について、その原因や症状、そして親御さんができるサポートについて詳しくご紹介します。
◎オスグッドとは
オスグッドは、小学生から中学生の間に多く見られるスポーツ障害の一種です。特にバレーボールやバスケットボールなど、膝に負担がかかるスポーツを行う子どもたちによく起こります。主な症状は、膝の痛みで、膝のお皿の下の部分が徐々に突出してくることが特徴です。
◎オスグッドの原因
オスグッドの主な原因は、成長期における骨と筋肉のアンバランスにあります。成長期の子どもは、骨が急速に成長する一方で、筋肉がそれに追いつかず、筋肉が付着している膝の骨が引っ張られることで痛みが生じます。この状態で運動を続けると、さらに膝に負担がかかり、痛みが増すことがあります。
◎オスグッドの対処法
オスグッドに対処するためには、ストレッチが効果的です。大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)は膝のお皿の下にある脛骨粗面に付着しています。大腿四頭筋が硬くなると、脛骨粗面を引っ張って痛みが生じるため、柔軟性を保つことが重要です。
◎オスグッドのストレッチ方法
写真のように壁に手をつくか、または伸ばしたい足が上になるように横向きに寝ます。
足首を持ち、かかとをお尻に近づけます。
気持ちよく感じるポイントで20秒キープしましょう。
これを2~3セット行いましょう。
