こんにちは!
小岩名倉総武整骨院です。
妊娠中や産後、
「腰やおしりの奥がズキッとする」
「立ち上がるときがつらい」
と感じたことはありませんか?
妊娠・出産は身体に大きな変化が起こる時期。
その中で、骨盤まわりの違和感や痛みに悩まれる方は少なくありません。
◎妊娠・産後の骨盤の痛みと関係があると考えられていること
妊娠中から産後にかけては、
骨盤の奥にある仙腸関節という関節がゆるみやすくなると考えられています。
この変化が、腰やおしりの奥の痛み、
動き出しのつらさにつながることがあるといわれています。
◎日本で行われた研究が注目したポイント
最近、日本で「妊娠中の運動を始める時期」と「産後すぐの骨盤まわりの痛み」
の関係に注目した研究が発表されました。
妊娠初期から妊婦さんを追跡し、
・いつから運動を始めたか
・出産後すぐの痛みの有無を比較した内容です。
◎研究からみえてきた傾向
この研究では、
妊娠の早い時期(12週ごろ)から運動を続けていた方は、
産後の骨盤まわりの痛みが少ない傾向がみられました。
一方で、出産が近づいてから運動を始めた方は、
産後に痛みを感じやすい傾向があったと報告されています。
◎運動といっても、激しいものではありません
ここでいう「運動」は、ランニングや筋トレのような強いものではなく、
・散歩
・軽い体操
・無理のない範囲で体を動かすこと
といった、やさしい内容が中心でした。
◎すべての人に当てはまるわけではありませんが…
もちろん、妊娠経過や体調は人それぞれ違います。
すべての方に同じ結果が出るわけではありませんが、
「早めに・無理のない範囲で体を動かすこと」が
骨盤まわりの安定に役立つ可能性がある、という点は大きなヒントになります。
◎海外でも注目されている「関節を支える習慣」
海外の専門誌でも、妊娠・産後に限らず、
女性の関節の健康を長期的に支えることの大切さが強調されています。
日々の小さな運動習慣や、違和感が続くときに早めに相談することが、
身体への負担を減らすために重要だと考えられています。
◎まとめ
妊娠・出産は、身体にとって大きな出来事です。
痛みがあると、気持ちまで疲れてしまいますよね。
「これならできそう」と思えることから、無理なく続けてみてください。