誰かにとっての憩いの場で在り続けたい
『 Since1981 』 店のガラス面の印象的なこの文字は、古本と雑貨のお店『Keats and company』の店主である北田さんが心の中で、「いつか自分の好きな店を持ちたい」と決意した年だという。学生時代から古本屋巡りが好きだった北田さんは、神戸で公務員の職に就くが、その決意から30年もの間、本やジャンクな雑貨などを収集してきた。そして56歳にして退職。いろいろな場所での出店を考えたが、実家のある森小路の長屋を店舗兼住まいとして改装し2010年10月10日に店をオープンさせた。
木の雰囲気とジャズが流れる店内には、本や雑貨が所狭しと並び、それは全て北田さんが選び集めてきたものである。「誰にでもちょっと立ち寄れる憩いの場があるといいですよね」店へ訪れ た際には、ゆっくり本を見て欲しいという気持ちから、空間作りにも気を使っているそう。新しいお店のはずなのに、ずっとここにあったような気分にさせられるのもそのためだろうか。
今後について伺うと「ポジティブな隠居生活が目標。この場所にずっと在り続けたい」と優しい笑顔で話してくださるが、その中にもここに腰を据える決意のようなものが感じられた。
（1〇〇〇ピースプロジェクトさんのホームページ[ http://1000ppj.jp/ ]から転載させていただきました。by TenMaru）
口コミ
京かい道商店街の業務スーパーの斜め向かいにお洒落な佇まいの古本と昭和レトログッズを扱うお店があります。お店の名前は、KEATS AND COMPANY（キーツアンドカンパニー）さんと言います。店内には各壁面の書棚に天井までぎっしりと古本が入れられています。普通の古本だけではなく、お洒落な絵本など、これまでに経営者の方（北田さんと仰います）が収集してこられたものばかりです。
古本だけではなく、店頭にある木製の椅子の貼り紙にもあるように、昭和レトログッズも店頭や店内のちょっとしたスペースにぎっしりと並べられています。店舗情報にも転載させていただいたように、1〇〇〇ピースプロジェクトさんのホームページによると、学生時代から古本屋巡りが好きだった北田さんが30年もの月日をかけて収集してこられたものだそうです。
このお店がオープンしたのは2010年10月10日ですが、入口のドアには「Since1981」と記されています。この意味は、北田さんがいつか自分の好きな店を持ちたいと決意した年なんだそうです。また、「誰かにとっての憩いの場で在り続けたい」、そして今後も「ポジティブな隠居生活が目標。この場所にずっと在り続けたい」というのが北田さんの願いだそうです。
1〇〇〇ピースプロジェクトさんの発行されているフリーペーパー「みてみて１〇〇〇ピース」は、北田さんから今までの発行分3冊をいただきました。ところが馬鹿な私は自転車のカゴに他の買い物袋なども入れていて、うっかり無くしてしまいました。それで翌日再度いただきに行ったのですが、「ああ、いいですよ。どうぞどうぞ」と嫌な顔一つせず笑顔で下さいました。
一見、寡黙で気むずかしそうに見えますが、話してみるととても気さくな感じの北田さんです。これを読まれた近くの方、一度覗いてみて下さい。関西弁で言う「ほっこり」した気持ちになる空間がそこにあります。
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