治療時に使用するお水って、飲めますか?
時々質問を受けます。
お水の正体は、「水道水」
だから、基本的に飲めます。
しかし、
「古い診療チェアー」の配管の中が大変なことになっている傾向がある事が判明しました。
実は、診療チェアーの配管の中で菌が繁殖しているのです。
バイオフィルムが形成され、菌が配管の中に住み着いているのです。
恐ろしい事に、
1.治療中の歯を削る時に出る水
2.口をゆすぐ時に出る水
3.歯石取りの時に出る水
4.抜歯する時に出る水
5.診療チェアーが出る全ての水
これらの「水」が水道水の基準値より高い場合がほとんどなのです。
どれだけ高いかというと、びっくりする数値です。
基準値「1mlあたりの菌の数」
日本の水道水・・・2000以下
アメリカ・・・・・500以下
アメリカの歯科医師会の治療時の推奨基準・・・・200以下
菌とは、「従属栄養細菌」の数で、水の衛生状態を知る指標となっています。
http://www.city.sakai.lg.jp/kenko/kankyoeisei/oshirase/eiyosaikin.html
が、わかりやすいので、参考にして下さい。
日本において、診療チェアーの水の菌数を測定すると、
なんと!!
数万~数十万!!とのこと
ひどい場合は、
100万以上
もっとひどい場合は
1000万以上
古い診療チェアーであればあるほど、本当に危険です。
水が停滞している時間が長い事が悪いようです。
アメリカの歯科治療時の基準と比べると、
何倍????
恐ろしい数です。
当院は、もうすぐ1年経ちます。
そろそろ菌の繁殖も考えねばならない時期になってきました。
今回、開業10か月目で、殺菌水を導入しました。
治療に行って、
菌が大量に入った水で、治療やクリーニングを受けたくないですよね。
私は、嫌です。
絶対に、嫌です。
なかの歯科クリニックは、
安心して、治療を受けられる環境を目指します。
