<クオーレ・ド・オペラとは?>
私ども「クオーレ・ド・オペラ(オペラの真髄)」は、2013年2月に活動を始め、7年連続にわたりオペラ公演を行ってきました。簡素化した舞台でありながら、豊かな歌唱力と演技力によって、人種を問わず人間が共感する普遍的な喜怒哀楽の表現に挑戦し、オペラの真髄を意識しつつ進化させることを目指しています。当初から日伊文化交流事業として位置づけられ、イタリア文化会館、イタリア大使館の協力・後援を受けております。
オペラというと、大掛かりな舞台で演じるイメージがありますが、「クオーレ・ド・オペラ」はそれらとは一線を画しています。小規模劇場で舞台装置に工夫を凝らし、綿密な台本の解釈と演出、長時間の稽古と演技指導により、オペラ本来の主題を損なうことなく、ドラマ主体のオペラの新たな魅力を最大限に引き出す公演が特色です。イタリアのオペラやオペラブッファ(喜劇)と呼ばれる気軽に楽しめる演目などを題材に、次代を担う若手実力派の歌手を積極的に起用しています。その舞台は観る者の人間性をあらためて呼び覚まし、共感を得て、会場は一体となります。そこには真の感動と新しい発見があります。
このプロジェクトを推進することは、オペラが気軽に楽しめる観劇として身近な存在となり、微力ながらもオペラ界に貢献できるものと信じております。
一般社団法人クオーレ・ド・オペラ
代表理事理事長 上野 孝