整体師あるある
「痛いとこ触ってないのに治るの、なんで?」
お客さんによく言われます。
「そこ痛くないのに、なんでそこやるんですか?」
「え、そこ関係あるんですか?」
「さっきまで痛かったのに、なんで今楽なんですか?」
正直に言います。
こっちも全部は説明できません。
というのは嘘で、
説明すると長くなりすぎて、だいたい途中で眠くなるからです。
体って不思議で、
痛い場所=悪い場所
じゃないことがほとんど。
例えば
・腰が痛い → お尻が原因
・肩が痛い → 足首が原因
・首がつらい → 呼吸が浅いだけ
とか、普通にあります。
それを聞いたお客さんの反応はだいたい3パターン。
①「へぇ〜」と言いながら信じてない
②「よく分からんけど楽になったからOK」
③「じゃあ家でも何すればいいですか?」←この人、伸びる
整体師として一番好きなのは③の人です。
逆に
「一回で完全に治したい」
「痛いところだけ揉んでほしい」
このタイプの人は、だいたい説明の途中で目が泳ぎます。
体は“積み重ねの結果”でできてます。
昨日の姿勢、先週のクセ、何年も同じ座り方。
それを一回でリセットしようとする方が無理ゲーです。
だから整体は
魔法じゃなくて、修正作業。
でも、ちゃんと修正すると
「え、こんなに動きやすかったっけ?」
って自分の体に驚きます。
その瞬間の顔を見るのが、
整体師やってて一番おもしろい瞬間です。