広島出身のオーナーが作る本場のお好み焼きをメインに、鉄板焼きを担当する店長の二人で2011年7月にオープンしました。
広島から取り寄せた400㌔の鉄板は、四方に張り巡らされた120〜200℃の温度設定を素材によって巧みに使い分けます。キャベツは甘みを封じ込め、肉は余分な脂を出し、卵はふんわりまとめたり等、タイミングと素材を自在に操るのが、焼き手の技量。
たっぷりの野菜に生地を溶く自家製の鶏ガラスープ、とろろ昆布やジャコ等だしを効かせたお好み焼きは、ふわふわしていてしつこさをまるで感じさせない優しい軽さ。
広島風の特徴でもあるストレートでこしのある直送の蒸し麺は、一味を練りこんだピリッと辛い麺やうどんから選べ、食べごたえも満点。
すし店に生まれた店長が、幼い頃からなじんだだしの香りや素材の良さ、経験した洋食など追求した結果を鉄板の上で結集させました。
無農薬野菜が手に入らない時期は、農薬除去のための徹底した下ごしらえで、定休日の2日間を材料とたれの仕込みに充てます。
「いい素材で作ると、料理がとんがらず、優しい。清潔な厨房で安全な料理を出したい」そんな思いで選んだのは、遺伝子組み換えをしない穀物と乳酸菌等を与えた岐阜市産の「醍醐卵」や美濃ヘルシーポーク等。
ほんのり甘いだし巻き卵は、卵の美味しさを実感でき、分厚いバラ肉で作るネギマは弾力があり、カリッとジューシー。とろとろの豚軟骨の煮込みから4種のだしで作る味噌汁まで、サイドメニューにもぬかりがありません。