レストラン レトロワ

武蔵小山のビストロ「レトロワ」は、長い歴史を持つ隠れ家的な存在です。2011年の開店当初から変遷を経て、現在の名前「レトロワ」に落ち着きました。お店は小さな空間で、テーブル席とカウンター席から成り立ち、シェフがオープンキッチンで絶妙な料理を提供しています。

メニューを眺めると、オムライスやハンバーグ、メンチカツなどの洋食が並ぶ中、鮮魚や和牛ほほ肉煮込みなどの逸品料理も注目されます。私は「岩中豚ロースのステーキ」を選択。先に運ばれてきたサラダは、彩り鮮やかで、ビネガーのドレッシングと絶妙にマッチしており、これだけで高級感を感じました。

メインの豚ロースは、カリッと焼かれた外側と、中の赤身がレアでジューシー。ソースは赤ワインソースで、とても豊かな味わいです。そして、付け合わせの野菜たち、特に根菜類や舞茸、紫の野菜は、見た目も味も印象的でした。デザートのカシスのシャーベットは、料理の余韻をさらに深めてくれました。

何より印象的だったのは、シェフの丁寧な調理。一つ一つの料理が、シェフの優しさと情熱を感じさせるものでした。このビストロ「レトロワ」は、再訪を誓う素晴らしいお店でした。次回はオムライスを試してみたいと心から思います。