スポーツは苦手だった。だから分かる、その気持ち
スイミングスクールは街で良く見かけますが、走り方を教えてくれる教室はどれくらいあるでしょう?一般的に広まっているとは言えません。私たちの活動を通して、走り方を人から習うというスポーツの一つの在り方を浸透させていきたいです。
走り方のコツと一口に言っても、その要素は多岐にわたります。一つ一つレッスンのなかで紹介して行きますが、全てを一編に取り入れて走ることは、まずできません。生徒自身が1つだけ意識することを決めて走る、つまり考えて走ることを中心に指導しています。学業だけでなく、スポーツでも頭を使うことが大切です。遺伝や、いわゆる運動神経だけが、身体能力を支配しているわけではありません。
私自身の競技は長距離走であるため、短距離走の走り方は、指導を初めてから勉強したところもあります。新しい発見も多く、私自身の長距離走のパフォーマンスも改善することができました。すでに持っている考え方にとらわれず、最新の知識を取り入れながら指導に活かしていきます。生徒との関わりのなかでの発見も多く、私自身学びの連続です。
生徒にはレッスンを通して、走り方が上達するだけでなく、「走ることが苦手でなくなったからサッカーがやりたくなった」、「走る練習のなかでジャンプが得意なことが分かったから走幅跳に挑戦したい」、などの新しい目標を見つけてもらいたいです。スポーツとは関係ない形でも、その後の道を切り拓くための頭の使い方や心構えを身に着けてもらいたいです。