歌う二胡
二胡が日本で知られるようになってからまだ日は浅いです。
十二楽坊の出現で驚きの感動を持って
日本人に受け入れられたこの楽器が、
ブームが去っても好きな人はずっと好きでいる、
そういう不思議な存在でいると確信します。
日本に知られる前から二胡のプロの道に入り、
中国人奏者のトラを務めるまでになりはしたけれど、
とてつもない回り道も苦労も努力もし続けて
現在に至っています。
人生は長いようで短いのですから、
門戸を叩いてくれる人に私がしたような
回り道をさせたくありません。
初めての楽器、大人になってから初めての習い事、
音楽、なんですから。
お一人ひとりへのオーダーメイドなレッスン時間を
毎回、させていただいております。
帰りの際には誰もが、来てよかった、
二胡をやってよかった、を毎回言ってもらえるような
時間を提供しないといけない、と思っております。