口コミ
初春の桜が咲き誇る頃、友人に誘われ訪れたのは、ほぼ満席の賑わいを見せる隠れ家風レストラン。落ち着いた雰囲気の中、トマトを主役にした料理が堪能できると聞いて、わくわくしながら足を運びました。
店内は古民家を改装したような温もりあふれる空間。壁一面には世界各国を旅した写真が飾られ、どこか懐かしさと新鮮さを感じさせます。私たちを迎えたのは、お料理を担当する男性とサービスを担当する女性。この日は多くの客で賑わっており、少しばかり忙しない雰囲気もありましたが、それがまたこの場所の魅力を引き立てているように思えました。
まずはビールで乾杯。さっぱりとした味わいが、これから始まる食事への期待を高めます。おつまみには、山芋を使った独特の揚げ物やトマトの天ぷらを選び、どちらも一口食べると、素材の味がしっかりと感じられる美味しさにうなずき合いました。
そして、待ちに待ったトマト鍋の登場です。レッドチェダーチーズと合わせた三元豚は甘く、トマトベースのスープで煮込んだ野菜たちとの相性も抜群。トマトの酸味と野菜の甘みが絶妙にマッチしていて、食べ進めるほどに幸せな気持ちにさせてくれました。
締めに選んだのは、鬼おろしとろろ蕎麦。細くてコシのある蕎麦に、粗めのとろろがよく絡み、これまでの料理とはまた違った満足感を得られました。
帰り際、急な階段を下りる際には少しドキドキしましたが、それもまたこの場所ならではの体験。美味しい料理と心地よい空間で、忘れられない夜を過ごすことができました。また訪れたい、そんな素敵なレストランです。
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