肩や首まわりの不調は、日常生活の中で知らず知らずのうちに負担がかかることが原因で起こることがあります。
不調を感じている方は、生活の中のちょっとした習慣を見直すだけでも、改善に繋がることがあります。ここでは、無理なく取り入れられるポイントをご紹介します。
1. 長時間同じ姿勢を避ける
デスクワークやスマホ操作などで同じ姿勢を続けると、肩や背中の筋肉に負担がかかりやすくなります。
1時間に1回は立ち上がったり、軽く体を伸ばしたりすることを習慣にしましょう。
簡単なストレッチや体をねじる動作を数回行うだけでも、血の巡りが良くなり、動かしやすい体を保つことができます。
2. 正しい姿勢を意識する
前かがみの姿勢や片方に体重をかけた姿勢は、肩まわりの筋肉に偏った負荷を与えてしまいます。
座るときは背もたれに深く腰をかけ、肩を軽く下ろすことを意識すると良いでしょう。
立っているときは、左右のバランスを均等にして、体の中心線を意識することが大切です。
3. 荷物の持ち方に注意する
重いバッグや片方だけで持つカバンは、肩や背中に負担がかかります。
できるだけ両肩で均等に背負えるリュックを使ったり、荷物を軽く分けたりする工夫をしましょう。
荷物を持つ際は、体をねじらず、腕や肩にかかる力を最小限にすることがポイントです。
4. 目線や画面の高さを調整する
パソコンやスマホの画面が低いと、首や肩の筋肉が緊張しやすくなります。
目の高さに画面を合わせ、自然な姿勢で操作できるようにするだけでも、肩まわりの負担を減らすことができます。
作業中は1時間ごとに視線を遠くに移すなど、目と体をリラックスさせることも大切です。
5. 睡眠環境の見直し
寝る姿勢や枕の高さも肩まわりの負担に影響します。
あお向けで寝るときは枕で首を支え、うつぶせ寝の場合は枕が低めのものを選ぶなど、自分に合った高さを調整しましょう。
寝返りがしやすい環境にすることで、夜間の筋肉のこわばりを防ぐことができます。