ゴルフと聞くと「大人のスポーツ」という印象を持つ方も多いかもしれません。実はこのスポーツ、体にも心にも良い影響をもたらしてくれる、健康づくりにぴったりの運動です。
まず注目したいのが「歩く」という動作です。ゴルフでは平地を歩くよりも芝生の上や傾斜を登り下りするため、自然と全身の筋肉をバランスよく使うことになります。普段の生活では使われにくいお尻や太ももの筋肉も動員されるため、下半身の安定感を保つのに役立ちます。
また、ゴルフは「集中力」と「呼吸のコントロール」が求められるスポーツでもあります。ショットの前に深呼吸をして気持ちを整えたり、風の向きや地形を読み取ったりと、心を落ち着ける時間が自然と増えます。このような習慣は、気持ちのリセットやストレスの軽減につながることが多いです。
さらに、屋外でのプレーは太陽の光を浴びる良い機会でもあります。太陽を浴びることで体内でビタミンDが作られ、骨を丈夫に保つサポートをしてくれます。自然の中で過ごすことで、気分が前向きになるという研究結果もあり、心身のバランスを整えるうえでも効果的です。
スイングの動きそのものにも魅力があります。クラブを振る動作では体をひねったり伸ばしたりといった全身の連動が必要です。スムーズなスイングを目指す過程で、姿勢や体の使い方への意識が高まり、日常生活でも動きが軽く感じられるようになる人もいます。
ただし、いきなり長時間プレーしたり、準備なしでスイングを繰り返したりすると、体に負担がかかることがあります。プレー前の準備運動や、終わったあとのストレッチを習慣にすることで、より安全に楽しむことができます。
ゴルフは「体を動かす楽しさ」と「自然の中でリフレッシュできる時間」の両方を味わえるスポーツです。スコアを追うだけでなく、健康維持の一つの方法として取り入れてみるのもおすすめです。無理のないペースで続けることが、長く元気でいるための秘訣です。