「最近、深呼吸がしにくいな…」「なんだか息が浅い気がする」
そんなとき、体の調子や気分だけでなく 姿勢 が関係していることをご存じでしょうか?
今回は、姿勢が呼吸にどんな影響を与えるのか をわかりやすくお伝えします。
呼吸と姿勢はつながっている
私たちは1日に何万回も呼吸をしています。
そのとき、胸やお腹のまわりの筋肉が動いて肺をふくらませたりしぼませたりしています。
ところが、姿勢が崩れると、その筋肉の動きが制限されやすくなります。
背中が丸いと起こること
• 肩や肋骨まわりが動きにくくなる
• お腹を圧迫して、呼吸が浅くなりやすい
• 酸素を取り込む量が減り、疲れやすく感じることも
「姿勢が悪いだけで呼吸がこんなに変わるの?」と思うかもしれませんが、実際に背筋をスッと伸ばしたときの深呼吸と、背中を丸めて下を向いたときの深呼吸を比べてみてください。
空気の入り方が全然違うはずです。
呼吸が浅いとどうなる?
呼吸が浅いと、体に新鮮な空気が十分に入りにくくなり、
• 頭がぼんやりする
• 疲れが取れにくい
• 気分が落ち込みやすい
といったことにつながることがあります。
• すぐにできる姿勢リセット法
1. いったん深呼吸する
まずは息を吐き切ることを意識してみましょう。胸やお腹の力が抜けやすくなります。
2. 骨盤を立てるように座る
お尻の下の骨でイスを感じるように座ると、自然と背筋が伸びます。
3. 肩を軽く後ろに引く
胸がひらき、空気が入りやすくなります。
デスクワーク中なら、1時間に一度はこのリセットをするだけでも呼吸が楽になりますよ。
まとめ
・背中が丸い姿勢は呼吸を浅くする
・背筋を伸ばすと胸がひらき、空気をたっぷり取り込める
・姿勢を意識すると、体の疲れや気分のスッキリ感も変わってくる
「姿勢を整えること」は、見た目を良くするだけでなく、体の内側の働き にもプラスになります。
ぜひ、今日から一度、自分の姿勢と呼吸をチェックしてみてくださいね。