パソコンを使っていると、つい首が前に出たり、画面をのぞき込むような姿勢になってしまうことはありませんか?
その首の角度が、実は首や肩の負担に大きく関わっています。
◎ 首の角度が悪いと何が起こる?
人の頭はボーリングの球くらいの重さがあるといわれます。
首がまっすぐの状態なら、その重さは首の骨や筋肉にバランスよく伝わります。
しかし、画面をのぞき込むように 首を前に突き出したり、下に向けた角度が続くと、頭の重さが何倍にも感じられる力として首や肩にかかります。
その結果、
• 首や肩の重だるさ
• 長時間作業後の頭痛や目の疲れ
• 背中が丸まりやすくなる
といった不調が起きやすくなります。
◎ 首の角度を整えるメリット
1. 首・肩まわりの筋肉が楽になる
首をまっすぐ保つと、首まわりの筋肉の緊張が減り、コリや重さを感じにくくなります。
2. 呼吸がしやすくなる
首が前に出た姿勢では胸がつぶれやすく、呼吸が浅くなります。
角度を正すことで胸が開き、呼吸が自然と深くなります。
3. 姿勢全体が整いやすい
首が前に出ると背中や腰まで丸まりやすくなります。
首の角度を意識することで、背筋が軽く伸び、体全体の負担が減ります。
◎ 作業中に意識したいポイント
・画面の上端を目の高さに合わせる
画面が低いと首が下がりやすいので、モニター台や本を使って高さを調整しましょう。
・背中を丸めず、あごを軽く引く
あごを前に突き出すクセをやめるだけでも、首まわりの負担はぐっと減ります。
・30分~1時間ごとに首を動かす
ずっと同じ角度でいるのは負担がたまります。
左右にゆっくり首を傾けたり、前後に軽く動かすだけでもリフレッシュできます。
◎ まとめ
パソコン作業中は、つい首が前に出てしまいがち。首の角度をほんの少し意識するだけで、首や肩の負担を大きく減らすことができます。
・画面の高さを見直す
・あごを軽く引いて首をまっすぐに
・こまめに首を動かす
この3つをぜひ取り入れてみてくださいね。
作業の後の肩や首のだるさが、ぐっと軽くなりますよ。