「体力をつけたい」「息切れしやすくなった気がする」
そんなときにおすすめなのが、毎日の歩行です。
歩くことは単に足腰を鍛えるだけではなく、心臓や肺のはたらきにも深く関わっています。今回は、歩行と心肺機能のつながりをわかりやすくお話しします。
◆ 1. 歩くと心臓が元気になる
歩いていると、足の筋肉がポンプのように血液を送り返します。
この血液を全身に送り出す心臓も、歩くことで軽いトレーニングをしている状態になります。
適度な歩行を続けることで、心臓が効率よく血液を送り出せるようになり、疲れにくい体づくりにつながるのです。
◆ 2. 呼吸が深くなり肺が鍛えられる
歩行中は、自然と呼吸が少し早くなります。
これにより肺がより多くの空気を取り入れ、酸素を体のすみずみに運ぶ力が高まります。
深い呼吸が習慣化すると、普段の生活でも息が浅くなりにくく、肩の力も抜けやすくなります。
◆ 3. 適度な負荷が心肺を鍛える
「楽すぎるペース」では心肺機能への刺激が足りず、「きつすぎるペース」では負担が大きく続けにくいもの。
おすすめは「少し息が弾むくらい」のウォーキングです。
この適度な負荷が、心臓と肺をちょうどよく鍛え、体力アップにつながります。
◆ 4. 続けることで変化が感じやすい
週に3~4回、1回20~30分程度を目安に歩くと、数週間後には「階段が楽になった」「息切れしにくい」といった変化を感じやすくなります。
無理せず、自分のペースで続けることが大切です。
◆ まとめ
歩行は、
• 血のめぐりを良くして心臓を助ける
• 呼吸を深くして肺の働きを高める
• 適度な負荷で心肺機能全体を強くする
といった効果が期待できる、とても優れた習慣です。
特別な道具も必要なく、日常の中ですぐに始められるのが魅力。
「最近、体力が落ちたかも…」と感じたら、ぜひ毎日の歩行を見直してみてください。
もし「正しい歩き方がわからない」「もっと楽に歩きたい」という方は、専門家に相談するのもおすすめです。