「坂道を歩くとすぐに太ももが張る」「階段を上がると息が上がる」――そんな経験はありませんか?
日常生活で避けられない坂道や階段ですが、ちょっとしたコツを意識することで体への負担を減らし、より楽に歩けるようになります。
◆ 1. 重心を前に移しすぎない
坂道や階段では、つい前かがみになりがちです。
体が前に倒れると太ももの前側の筋肉ばかり使ってしまい、すぐ疲れてしまいます。
視線を2~3メートル先に向け、背筋をまっすぐに保ちましょう。上体をほんの少しだけ前に傾けるイメージにとどめるのがポイントです。
◆ 2. 踏み出す足を小さめに
大きな歩幅で段差を上がろうとすると、膝や股関節に強い負担がかかります。
一歩を小さめにして、段差ごとにしっかり体重を乗せることで、力を分散できます。
坂道でも同じで、「小刻みに」「リズムよく」を意識すると楽に感じます。
◆ 3. 踏み出す時はかかとから
平地と同じく、足を置くときはかかとから着地するようにしましょう。
つま先から着くクセがあると、ふくらはぎや膝に余計な緊張が入り、長く歩くほど疲れやすくなります。
◆ 4. 手すりを活用する
特に階段では、無理に脚だけで体を持ち上げようとせず、手すりを軽く引くように使うと体の負担が減ります。
握る強さは軽くで十分。バランスを取る補助として使うことで安全性も高まります。
◆ 5. 筋力を補うケアも大切
太ももやお尻の筋肉が弱いと、坂道や階段で疲れやすくなります。
日頃から軽いスクワットや足上げ運動で筋肉を鍛えておくと、段差も楽にこなせるようになります。
◆ まとめ
坂道や階段を楽に歩くには、
• 背筋を伸ばして体の軸を安定させる
• 一歩を小さくしてリズムを意識する
• 必要に応じて手すりを活用する
この3つを意識するだけで、体の負担はぐっと軽くなります。
日々の移動をスムーズにするために、ぜひ今日から試してみてくださいね。
もし「自分の歩き方が気になる」「もっと詳しい体の使い方を知りたい」という方は、ぜひ専門家に相談してみてください。