「少し歩いただけで足がすぐ疲れてしまう」「長時間の外出が不安」――そんな声をよく聞きます。
実は歩き方を少し意識するだけで、足の負担をぐっと減らすことができるんです。
今回は、足の疲れを軽くする歩行のコツをご紹介します。
1. 背筋を伸ばして体の軸をまっすぐに
歩いているときに背中が丸まっていると、体の重心が前にかかり、足に余計な負担がかかります。
頭のてっぺんから糸で引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばし、視線は少し遠くに向けましょう。
姿勢を整えるだけで、足の筋肉の使い方が変わり、疲れにくくなります。
2. かかとから着地し、足裏を転がすように
歩行の基本は「かかと→足裏→つま先」の順で体重を移すことです。
つま先から着地したり、ドスンと足をつく歩き方は、足の裏やふくらはぎに負担をかけます。
かかとからやさしく地面につけ、足裏をローリングさせるように体重を移すと、衝撃を吸収しやすくなります。
3. 歩幅は無理せず“自然な広さ”で
「大股で歩けば運動になる」と思って歩幅を広げすぎると、腰や足の筋肉が過剰に働いて疲れやすくなります。
逆に歩幅が小さすぎると、ちょこちょことした歩き方になり、筋肉を使う効率が悪くなります。
4. 靴選びも大事なポイント
どんなに正しい歩き方をしていても、靴が合わないと足は疲れやすくなります。
足にしっかりフィットし、かかとをしっかり支えてくれる靴を選びましょう。
底が薄すぎたり、サイズが大きすぎる靴は避けるのが無難です。
5. 定期的なケアも忘れずに
長時間歩いた日は、ふくらはぎや足裏を軽くマッサージして血流を促しましょう。
ストレッチや足首回しなども、翌日の疲れを残さないために役立ちます。
まとめ
足の疲れは「歩き方のクセ」や「靴選びの不注意」から生まれていることが多いものです。
背筋を伸ばし、かかとから着地、自然な歩幅を意識するだけで、足への負担を軽くできます。
毎日の歩き方を少し見直して、疲れ知らずの快適な歩行を手に入れましょう。