〜「ちょっと痛い」はカラダからのサイン〜
健康づくりや体力向上のために運動を習慣にしている方が増えています。とても良いことですが、そんなときに気をつけたいのが「運動中の痛み」です。
「ちょっとだけ痛いから大丈夫」「気のせいかな」と軽く考えて続けてしまうと、あとから大きなケガや不調につながってしまうこともあります。
今回は、「運動中の痛みを見逃さないためのポイント」をご紹介します。
■ 痛みには「良い痛み」と「危険な痛み」がある?
運動後に感じる“筋肉痛”のような「だるい・張る・重たい」といった感覚は、体ががんばった証拠のようなもの。数日で治まるものであれば問題ないことが多いです。
ですが、「ズキッと鋭く痛む」「力が入らない」「運動中にだんだん痛みが強くなる」といった場合は注意が必要です。
■ 見逃してはいけない“危険信号”
• 動き始めにだけ痛むけど、温まると平気になる
• 左右差がある
• 痛みが数日たっても引かない
• ■ 痛みを防ぐためにできること
1. 準備運動と整理運動を丁寧に
体が温まっていない状態で動き出すと、筋肉や関節に負担がかかりやすくなります。
軽いストレッチや関節の動きを意識した準備運動を習慣にしましょう。
2. 「今日はここまで」にする勇気を持つ
痛みや疲れを感じたら、無理せず中止することも大切。
継続することが何より重要なので、休むことも“正しい選択”です。
3. 同じ動きばかりしない
筋トレも有酸素運動も、同じパターンを繰り返すと特定の筋肉や関節に負担が集中します。
メニューに変化をつけたり、休息日を設けることが予防になります。
■ まとめ
運動中に感じる痛みは、カラダからの「無理してるよ」というメッセージ。
早めに気づいてあげることで、大きなケガを防ぎ、健康的に長く運動を続けることができます。
「頑張る」ことも大切ですが、「無理しない」ことも同じくらい大切。
痛みを感じたら一度立ち止まり、自分の体としっかり向き合うことを忘れずに、安心・安全な運動習慣を続けていきましょう。
