~毎日の動きが未来の自分を守る~
日常生活やスポーツ中に起こるケガ。
「ちょっとしたつまずきで足をひねった」
「重い荷物を持ち上げたら腰が痛くなった」
このような経験、思い当たる方も多いのではないでしょうか?
実はこうしたケガの多くは、“体の使い方”に原因があります。
今回は「ケガを防ぐための体の使い方」について、日常生活でも実践できるポイントをお伝えします。
■ 1. 「正しい姿勢」はケガ予防の基本
猫背や反り腰、片足に体重をかけた立ち方など、姿勢が崩れると、体のバランスも乱れがちになります。
姿勢が悪い状態で動くと、特定の筋肉や関節に負担が集中しやすく、ケガにつながることも。
理想的なのは、耳・肩・骨盤・くるぶしが一直線にそろった「まっすぐな姿勢」。
■ 2. 動く前に「ひと呼吸」
急に動き出すと、筋肉や関節がびっくりしてしまいます。
特に朝起きた直後や、長時間同じ姿勢だった後は注意が必要です。
立ち上がる前に軽く肩を回したり、背伸びをしてから動き始めることで、体に「これから動くよ」と合図を送ることができます。
■ 3. 無理に頑張らない体の使い方を
重い物を持ち上げるとき、腕だけで持ち上げようとしていませんか?
このような動きは腰に負担をかけやすく、ぎっくり腰の原因にもなります。
コツは「足を使うこと」。
膝を軽く曲げて腰を落とし、体を近づけてから持ち上げるように意識しましょう。
■ 4. 日々の“クセ”に気づこう
左右どちらかの足に重心をかけて立つ、スマホを見るときに首だけ前に出る、カバンをいつも同じ肩にかける…。
こうした“クセ”の積み重ねが、体のゆがみや疲れにつながり、ケガを起こしやすくします。
まずは、自分の姿勢や動き方に「気づくこと」が大切です。
■ おわりに
ケガは一瞬の出来事ですが、その原因は毎日の体の使い方にあることが少なくありません。
無理をしない、急がない、姿勢を整える。それだけで、体は驚くほど変わってきます。
「年齢のせいかな」とあきらめる前に、今日からできる小さな意識を大切に。
