〜ケガ予防とパフォーマンスアップのために〜
「今日はしっかり運動したい!」
そう思って張り切ってスポーツを始めたものの、準備運動をおろそかにしてしまった経験はありませんか?
また、終わった後すぐに着替えて帰ってしまい、整理運動をスキップしてしまったことはありませんか?
今回は準備運動と整理運動の役割とそのポイントをご紹介します。
■ 準備運動の目的とは?
• 筋肉の温度を上げて柔らかくする
• 関節の動きをスムーズにする
• 心拍数を少しずつ上げて、呼吸を整える
• 集中力を高める
■ 準備運動のおすすめ内容
準備運動では、ゆっくり伸ばすストレッチよりも、動きをつけながら行うウォーミングアップが効果的です。
【おすすめメニュー】
• 足首や肩の回し運動(30秒〜1分)
• その場足踏みや軽いジョギング(1〜2分)
• もも上げや腕振りなどのリズム運動(1分)
■ 整理運動(クールダウン)の目的とは?
運動後、すぐに動きを止めてしまうと、疲労物質が体にたまりやすく、筋肉痛やだるさの原因になります。
整理運動は、体を徐々に「お休みモード」に戻す役割を果たします。
【整理運動の主な効果】
• 呼吸や心拍数を徐々に落ち着かせる
• 血流を整えて疲労を回復しやすくする
• 筋肉の緊張をほぐす
• ケガや痛みの予防につながる
■ 整理運動のおすすめ内容
運動が終わったら、急に座ったり寝転んだりするのではなく、ゆったりとした動きで体を整えていきましょう。
【おすすめメニュー】
• 深呼吸をしながらその場で歩く(1分)
• ふくらはぎやもも裏、背中のストレッチ(各30秒〜)
• タオルなどを使って無理なく伸ばすストレッチ
特に、よく使った部位(脚や腰、肩など)は丁寧に伸ばしてあげるのがポイントです。
■ 忙しい日でも“ちょっとだけでも”やるのが大事
準備運動も整理運動も、理想は5〜10分程度ですが、忙しい日は全部やろうとしなくても大丈夫です。
特に成長期の子どもや久しぶりに運動する方は、筋肉や関節がまだ不安定なため、こうしたケアがとても大切です。
