「少し歩いただけで足が重い」「すぐにふくらはぎが張る」「買い物ですぐにベンチを探してしまう」…そんな経験、ありませんか?実はこれ、筋力や体力の低下だけが原因ではありません。日々の姿勢や使い方のクセ、そして体の“準備不足”が関係していることもあるんです。
なぜ歩くだけで疲れるの?
歩くという動作は、ただ足を動かすだけでなく、姿勢のバランスや体幹の安定、足裏の使い方など全身が協力して成り立っています。ところが、姿勢が崩れていたり、足の筋肉をうまく使えていないと、ほんの数分の歩行でも無駄な力が入り、疲れやすくなってしまいます。
おすすめの運動①「つま先上げ・かかと上げ」
ふくらはぎやすねの筋肉を刺激して、足元の安定感を高めます。立ったまま、つま先を上げたりかかとを上げたり、10回ずつゆっくり繰り返してみましょう。椅子に座って行ってもOKです。
✔ ポイント:動作中は背筋を軽く伸ばし、ゆっくり呼吸すること。
おすすめの運動②「足指じゃんけん」
足の指をグー・チョキ・パーのように動かすことで、足裏の筋肉を活性化します。足の指がしっかり使えると、歩くときの地面の蹴り出しがスムーズになり、疲れにくくなります。
✔ ポイント:最初は動かしにくくても大丈夫。毎日コツコツが効果的です。
おすすめの運動③「体幹トレーニング(ドローイン)」
体の中心であるお腹周りが安定すると、歩くときに無駄な力が入りにくくなります。仰向けに寝て、おへその下あたりに軽く力を入れる「ドローイン」という方法は、誰でも安全に始められる体幹運動です。
✔ ポイント:息を止めず、自然な呼吸を意識しましょう。
最後に
歩くとすぐ疲れてしまうと、外出も億劫になりますよね。でも、体の使い方を少しずつ整えていくことで、歩くことはもっとラクで楽しいものに変わります。「疲れない体は毎日の習慣から」。まずは簡単な運動から、気軽に始めてみましょう。
