「靴のかかとがいつも片方だけ減ってしまう」「つま先だけ擦り減る」…そんな経験はありませんか?
実はその靴底の減り方、あなたの歩き方のクセを映し出す“鏡”のような存在なんです。
靴底の減り方には体の使い方や姿勢の特徴が表れています。今回は、靴の減り方別に考えられる歩き方のクセと、日常でできる対策をご紹介します。
◆ かかとの外側が減る人
最も多いのがこのタイプ。歩行中、かかとの外側から着地するのはごく自然な動きですが、外側だけ極端に減る場合は、体の重心が外側に傾いている可能性があります。
放っておくと、足首・膝・腰に負担がかかりやすくなり、疲れやすさの原因にも。
対策:
足裏全体で地面を踏みしめる意識を持つ、体の真ん中に体重を感じる歩き方を心がけましょう。
◆ つま先の内側が減る人
つま先が内向きになりがちな「内股歩き」の人に多く見られます。足先ばかりに力が入ってしまい、太ももの前ばかりが張ってしまう人もこの傾向があります。
対策:
足の親指でしっかり蹴り出す意識を持ち、膝とつま先が同じ方向を向くように気をつけましょう。
◆ 靴底の片側だけが極端に減る
左右差がある場合は、体のバランスが崩れているサインかもしれません。どちらか一方に重心を乗せるクセがあると、片足だけに負担が集中し、靴底の減り方にも差が出てきます。
対策:
鏡の前で立ったとき、肩の高さや骨盤の傾きを確認してみましょう。片側に寄っていないか意識するだけでも、体の使い方は変わってきます。
◆ 全体が均等に減る=理想的な歩き方?
全体的にバランスよく減っていれば、体の使い方も比較的安定している可能性が高いです。ただし、すり足で歩いていると見かけ上は均等でも、実は足がうまく使えていないこともあるので要注意。
おわりに
靴は毎日履くからこそ、体のクセを教えてくれる大切なアイテム。
「なんか最近、疲れやすいな…」と思ったときこそ、足元のチェックをしてみてください。歩き方が変われば、体の調子もきっと変わってきますよ。
