~毎日の“歩き方”が体を変える第一歩~
「歩くだけなのに、なぜかすぐ疲れる…」
そんなふうに感じたことはありませんか? 実はその原因、歩き方にあるかもしれません。
私たちは1日に数千〜数万歩も歩いています。その「歩き」がもし間違った使い方になっていれば、知らず知らずのうちに体に負担をかけ、疲れやすさや痛みにつながってしまうのです。
歩く=全身運動
歩くという動作は、ただ足を前に出すだけではありません。
骨盤、背中、肩、腕、首、そして足裏まで――全身を連動させて行う、れっきとした「全身運動」です。
そのため、ほんの少し姿勢や足の着き方がズレるだけで、バランスが崩れ、余計な筋肉に力が入り、結果として「疲れやすい歩き方」になってしまうのです。
疲れにくい歩き方の3つのポイント
1. 姿勢を整える
背すじを伸ばし、あごを軽く引いて、目線はまっすぐ前へ。
背中が丸まったままだと、重心が前に崩れやすく、太ももや腰に負担がかかりやすくなります。
2. かかとから着地する
足を出すときは、かかとから地面に触れ、体重を足の裏で“転がす”ように前に運びます。
つま先から着地していると、ふくらはぎや足裏が過剰に疲れてしまいます。
3. 腕をリズムよく振る
腕は肩からゆったりと後ろに引くイメージで振りましょう。
手先だけをバタバタと動かすのではなく、体幹と連動させて腕を動かすことで、歩行が安定し、体全体のバランスも整いやすくなります。
「歩くだけ」で体は整う
正しい歩き方を身につけると、自然と筋肉のバランスが整い、姿勢も安定しやすくなります。
また、しっかりと歩けるようになると、呼吸も深くなり、心肺機能の改善やリフレッシュ効果も期待できます。
まとめ
疲れやすさの原因は、「体力がないから」ではなく、「体の使い方がもったいないから」というケースが意外と多いものです。
正しい歩き方を意識することは、今よりもっと疲れにくく、元気に動ける体づくりの第一歩です。
