何気なく毎日行っている「歩く」という動作。
実は、あなたの歩き方には、膝の使い方の“クセ”が隠れています。
そのクセが続くことで、知らず知らずのうちに膝に負担がかかり、「痛み」や「違和感」につながってしまうことも…。
今回は、「歩き方でわかる膝のクセ」について、わかりやすくご紹介します。
歩き方で見えてくる「膝のクセ」とは?
1.足先が外を向いている歩き方
いわゆる「ガニ股」歩きです。
この歩き方では、膝の外側や内側に余計なねじれが加わりやすく、時間が経つと膝の内側に負担がたまりやすくなります。
2.膝が伸びきらない歩き方
歩くたびに膝が少し曲がったままになっている方は、太もも前の筋肉ばかり使ってしまいがち。
本来使いたいお尻や太もも裏の筋肉が使われにくくなり、バランスが崩れやすくなります。
3.膝が内側に入りやすい歩き方
特に女性に多い「X脚気味の歩き方」です。
このクセがあると、足の付け根からの動きがスムーズに使えず、膝の内側への負担が増えてしまいます。
膝にやさしい歩き方とは?
では、どんな歩き方が膝にやさしいのでしょうか?
ポイントは3つあります。
✅ 足の向きはまっすぐ
足先が外を向いたり内に入りすぎたりしないように、足の人差し指が進行方向を向くよう意識しましょう。
✅ 膝は伸びすぎず、でも曲がりっぱなしにしない
歩くときに膝が軽くまっすぐになるタイミングがあるかチェックしてみてください。ずっと曲がったままだと、膝に力が入りっぱなしになってしまいます。
✅ 骨盤を使った歩き方を意識
足だけで前に進むのではなく、お尻や骨盤を軽く前に送るイメージで歩くと、体全体がスムーズに動いて膝への負担が減ります。
まとめ
歩き方は「無意識のクセ」が表れやすい動作のひとつです。
膝が痛くなってから見直すのではなく、今のうちから「自分の歩き方ってどうなってる?」と気にしてあげることが、将来のケガ予防につながります。
