〜いつまでも自分の足で歩くために〜
「なんとなく膝が不安」「階段を降りるときに違和感がある」そんな方に共通して言えるのが、膝を支える筋肉がうまく使えていない、または弱ってきているということです。
膝は日常生活の中でとても負担のかかる場所です。歩く、立つ、しゃがむ、階段を昇り降りするなど、さまざまな動きの中で使われています。その膝を守るためには、周りの筋肉、特に太ももやお尻の筋肉がしっかり働いてくれることがとても大切です。
では、どうすれば膝を守る筋肉を効率よく鍛えられるのでしょうか?ここでは、自宅でも簡単にできる2つのエクササイズをご紹介します。
1. 椅子スクワット
まずは「椅子スクワット」。名前の通り、椅子を使って行うスクワットです。
椅子の前に立ち、足は肩幅くらいに開きます。手は胸の前で軽く組み、ゆっくりと腰を下ろして椅子にお尻が触れそうになったら、また立ち上がる、という動きを繰り返します。
ポイントは、「膝を前に出しすぎない」「背すじをまっすぐ保つ」こと。
これだけで太ももやお尻の筋肉がじわっと働き、膝を支える力が養われます。無理のない回数から始め、1日10回×2セットを目安にしてみましょう。
2. お尻締めエクササイズ
椅子に浅く腰かけて、足を床につけたまま、お尻の筋肉を締めて5秒キープし、ゆっくり力を抜きます。これを10回繰り返すだけでも、お尻の奥の筋肉が刺激され、膝への負担を減らすサポートになります。
これらのエクササイズは、道具もいらず、特別な運動経験がなくても続けやすいのがポイントです。継続していくことで、膝の安定感が少しずつ増し、「歩くのが楽になった」と実感する方も多くいます。
ただし、動きの中で痛みが出る場合は無理をしないようにしてくださいね。心地よく、じんわりと筋肉が使われている感覚を大切にして、毎日の習慣にしてみてください。
膝を守るカギは、日々のちょっとした積み重ねにあります。今日からできる簡単な動きで、将来の歩く力を育てていきましょう!
