「足が開きにくい」「あぐらが苦手」「階段の上り下りで違和感がある」
そんなお悩みのある方、もしかすると“股関節のかたさ”が関係しているかもしれません。
股関節は、歩く・しゃがむ・座るなど、日常動作のほとんどに関わる大切な関節です。
1.まずは「座り方」を見直してみよう
椅子に座るとき、ついつい脚を組んだり、浅く腰かけたりしていませんか?
このような座り方は、股関節まわりの筋肉をアンバランスに使うクセがつき、かたくなりやすくなります。
おすすめは「骨盤を立てて深く座る」こと。背もたれに寄りかからず、少し前を向くようにすると、股関節まわりの筋肉が自然に伸びやすくなります。
2.こまめなストレッチを習慣に
股関節まわりの筋肉をほぐすには、無理のないストレッチが効果的です。
特におすすめなのは「仰向けで片膝を抱える」「座って足の裏を合わせてひざを開く」といった、やさしい動き。
ポイントは「痛気持ちいい」と感じるくらいで止めること。無理に伸ばすと、逆に筋肉がこわばることもあります。
お風呂あがりなど、体が温まったタイミングで行うとより効果的です。
3.歩き方や立ち方も大切
股関節がかたくなる人の多くに共通するのが、「片足重心」や「ペタペタ歩き」のクセ。
立っているときは両足にしっかり体重を乗せる、歩くときは太ももから足を運ぶ意識をするだけでも、股関節がスムーズに動きやすくなります。
4.冷え対策も忘れずに
股関節まわりが冷えていると、筋肉もかたくなりやすくなります。
特に腰から太ももにかけての冷えを防ぎましょう。
温めることで血流が良くなり、動きやすい状態を保ちやすくなります。
まとめ:股関節は“使い方”と“意識”で変わる
股関節のやわらかさは、生まれつきの柔軟性よりも、日々の使い方や意識の持ち方で大きく変わってきます。
無理なく、気持ちよく動かす習慣を続けることで、少しずつ変化を感じられるはずです。
