「長く歩くと膝がつらくなる」
「坂道や階段を下ると膝が重い」
そんなお悩みはありませんか?
実は、膝の痛みは“歩き方のクセ”が原因になっていることも多いんです。年齢や体重、筋力の影響もありますが、毎日何気なくしている「歩き方」を少し意識するだけで、膝の負担を減らすことができます。
■ 歩き方ひとつで膝の負担は大きく変わる
たとえば…
• 足を「ドスン」とつく歩き方
• 膝が曲がったままの歩き方
• 内また・外またの癖
• 小さな歩幅でトコトコ歩く
• 足先だけを前に出すような歩き方
このようなクセは、膝の関節やまわりの筋肉に余計な負担をかけてしまいます。
■ 膝にやさしい歩き方のポイント
以下のポイントを意識することで、膝への負担を減らしながら歩くことができます。
1. かかとからやさしく着地
地面に足をつけるときは、まずかかとから着いて、そこから足裏全体で体重をのせるイメージが大切です。「かかと → 土踏まず → つま先」の順番を意識してみましょう。
2. 歩幅は“自分の足1.5個分”が目安
小さすぎても大きすぎてもNG。やや広めの歩幅を保つと、姿勢が整いやすくなり、膝にもやさしくなります。
3. 膝はまっすぐ前へ
足先や膝が外や内に向いていないかをチェック。正面に向かって足を出すように心がけましょう。
■ 日々の小さな積み重ねが、未来の膝を守る
膝の痛みは、ある日突然やってくるものではなく、日々の積み重ねで少しずつ現れてきます。だからこそ、今の歩き方を見直すことが、将来の膝の健康を守る第一歩です。
そして何より、「歩く」という動作は、毎日の生活の中に当たり前のようにあるもの。だからこそ、意識して整えていくことに大きな意味があります。
■ まとめ
膝が痛くなる前にできることは、実はたくさんあります。歩き方を少し見直すだけで、膝にかかる負担はずいぶん減らすことができます。
日常の歩き方に「ちょっとした意識」をプラスして、将来も元気に歩ける体を目指しましょう。
