「階段をのぼるのがつらい…」
「降りるときに膝がこわい…」
年齢とともに、そんな悩みを感じる方が増えてきます。
でも実は、膝そのものだけが原因ではないことも多いんです。
■ 膝がつらくなるのは「使い方のクセ」かも?
「体の使い方」にクセがあると、その負担が一部に集中して、痛みや違和感が出てしまうことも。
たとえば…
• 足のつき方がいつも外側・内側に偏っている
• つま先より前に膝が出るような姿勢がクセになっている
• 太ももやお尻の筋肉がうまく働いていない
このような状態が続くと、膝周りにかかる負担が増えて、「階段がつらい…」と感じるようになるのです。
■ 膝を守るには「股関節と足首」も大切
膝は、股関節(もものつけ根)と足首の間にある関節です。つまり、上下の関節の動きにとても影響を受けやすい場所。
股関節や足首がかたくなると、膝がその分をカバーしようとして、がんばりすぎてしまうんです。
とくに階段では、股関節で体を持ち上げる力や、足首で体重をコントロールする力が求められます。ここがうまく使えていないと、全部膝に頼ることになってしまうんですね。
■ 今日からできる!やさしい対策3つ
1. 階段では「手すり」を上手に使う
無理せず手すりに頼るのは大切なこと。体を安定させるだけでなく、膝の負担を減らせます。
2. お尻の筋肉を意識して使う
階段をのぼるとき、後ろ足のお尻にギュッと力を入れる意識を持つだけでもOK。使いたい筋肉にスイッチが入ります。
3. 足首をやさしく動かす習慣を
座っているときに、足首をクルクルまわすだけでも十分。柔らかくしておくと、膝のサポートになります。
■ まとめ
階段がつらくなるのは、膝が悪いから…と決めつけてしまいがちですが、実は体の使い方や、他の関節の動きが大きく関わっていることが多いです。
だからこそ、膝だけに注目せず、「動き方」や「生活のクセ」を見直すことが、快適な階段ライフへの第一歩です。
「もう歳だから」とあきらめる前に、少しだけ体の使い方を変えてみませんか?
