「リュックにしたのに、なぜか肩の調子が悪くなった気がする…」
そんな経験はありませんか?
実は、リュックは身体に優しいと思われがちですが、使い方や選び方を間違えると、肩や首に大きな負担をかけてしまうことがあります。
1. リュックは「両手が空く」だけではない
リュックの最大の利点は、両肩に重さを分散できるということ。片方の肩にかけるショルダーバッグやトートバッグは、どうしても身体が傾きやすく、肩や腰への偏った負担が起きやすくなります。
しかし、リュックでも使い方が悪ければ、左右均等な負担とはならず、逆に首や肩の不調、背中のハリなどを引き起こす原因になってしまうのです。
2. 重さは「体重の10%以内」が目安
リュックが重すぎると、肩が引っ張られ、自然と前かがみになってしまいます。この姿勢が続くと、首から肩、背中にかけての筋肉にずっと力が入った状態が続くことに。
例えば体重が60kgの方であれば、リュックの重さは6kgまでが理想的。3. 背負う位置と肩ひもの調整がカギ
意外と見落とされがちなのが、リュックの位置と肩ひもの長さです。リュックが背中の下の方に来るように背負うと、重さが後ろに引っ張られ、肩や腰への負担が大きくなります。
理想は、リュックの底がウエストラインより少し上にくる高さです。そして、左右の肩ひもが同じ長さであること。
4. リュックの素材や形にも注目
リュック選びでは、見た目や収納力だけでなく、「肩ひもの太さ」や「背中へのフィット感」も重要です。
肩ひもが細いと、重さが一点に集中しやすく、肩を圧迫してしまいます。クッション性があり、幅が広めの肩ひもを選ぶことで、より負担を分散しやすくなります。
まとめ:使い方次第で肩の不調予防になる
普段何気なく使っているリュックも、ちょっとした見直しで、身体への負担を減らすことができます。
今日からぜひ、自分のリュックと背負い方をチェックしてみてくださいね。
