〜毎日の姿勢が健康の土台になります〜
普段の何気ない「立つ」「座る」という動作。でも、その姿勢が少しでも崩れていると、体には少しずつ負担がかかり、肩や腰の不調、疲れやすさの原因になることがあります。逆に、正しい姿勢を身につけることで、体の負担が減り、疲れにくい体づくりにつながります。
まずは「正しい立ち方」から考えてみましょう。ポイントは骨盤の位置と足の重心です。骨盤は前後に傾きすぎず、自然な位置に保つことが大切です。立ったときにお腹に軽く力を入れて、背筋を伸ばしましょう。目線は正面に向け、あごを軽く引くイメージです。
足の裏全体に均等に体重をかけることも重要です。かかとだけ、あるいはつま先だけに重心が偏ると、体のバランスが崩れ、腰や膝に負担がかかります。足幅は肩幅程度に開くと安定しやすくなります。
次に「正しい座り方」です。デスクワークが増えた現代では特に意識したい姿勢です。まず、深く椅子に腰掛けること。浅く座ると背中が丸まりやすく、腰に負担がかかります。背もたれに背中をつけて骨盤を立てるように座りましょう。
足は床につけて、膝はお尻と同じ高さか少し高めに保つのが理想です。足がぶらぶらしていると血流が悪くなり、疲れやすくなります。椅子の高さを調整したり、足置きを使うのも効果的です。また、腰と椅子の間にクッションを入れると、骨盤が安定しやすくなります。
さらに、長時間同じ姿勢を続けることも体に負担をかけます。1時間に一度は立ち上がって軽く体を動かしたり、肩を回したり、足首のストレッチを取り入れましょう。こうした小さな動きが血流を促し、筋肉のこりを防ぎます。
正しい姿勢は一朝一夕に身につくものではありませんが、日々の意識と小さな工夫で徐々に体が変わってきます。体のバランスが整うと、疲れにくく、動きやすい体になるだけでなく、見た目の印象もぐっとよくなります。
ぜひ今日から「正しい立ち方・座り方」を意識して、健康で快適な毎日を送りましょう。
