現代の生活では、仕事や趣味、家事など、多くの場面で「座る時間」が増えています。一見、座っているだけなので体への負担は少なそうですが、実は「座りすぎ」が原因で、肩や腰の違和感、疲れやすさなど、さまざまな不調が起こることがあります。
今回は、そんな座りすぎによる体の不調を防ぐための工夫や、日常でできる対策をご紹介します。
なぜ座りすぎが体に良くないの?
長時間同じ姿勢を続けると、体の一部にだけ負担が集中します。たとえば、
• 背中や腰の筋肉がずっと緊張したままになる
• お尻や太ももが圧迫され、血のめぐりが悪くなる
• 姿勢が崩れ、骨盤や背骨にゆがみが出やすくなる
こうしたことが続くと、肩や腰のだるさ、脚のむくみなど、いろんな形で体にサインが出てきます。
1時間に1回は立ち上がる!
まずおすすめなのは、「同じ姿勢を続けないこと」。
理想は1時間に1回、数分でいいので立ち上がって体を動かすことです。立ち上がって背伸びをしたり、トイレに行ったり、少し歩くだけでもOK。血流がよくなり、筋肉のこわばりもほぐれていきます。
椅子の座り方を見直す
座り方にもコツがあります。
椅子に深く腰掛け、背もたれと腰の間に少しクッションを挟むと、背中が丸くなるのを防げます。足は床にしっかりつけ、膝と腰の高さが同じくらいになるようにすると、骨盤が安定して長く座っていても疲れにくくなります。
簡単ストレッチでリセット
座りっぱなしの体をリセットするには、簡単なストレッチも効果的です。
• 肩をぐるぐる回す
• 背中を伸ばすように両手を天井に伸ばす
• 太ももやお尻を軽くたたいて血流を促す
1回30秒〜1分でも十分。続けることで、体のめぐりがよくなり、集中力もアップします。
まとめ:こまめな「ちょこっと動き」がカギ
• 1時間に1回は立ち上がる
• 姿勢を整える
• ストレッチを取り入れる
この3つを意識するだけで、体がぐんとラクになります。ぜひ、今日からできることを少しずつ取り入れて、快適な毎日を手に入れてくださいね。
