スマートフォンやパソコンを使う時間が増えた今、「手首がだるい」「細かい作業をしていると痛みを感じる」といった声をよく耳にします。実は、手首はとても繊細な部分。たくさんの筋肉や腱が集まり、細かい動きに対応できるようになっていますが、その分負担もかかりやすい場所です。そこで今回は、手首の健康を守るために誰でも取り組める簡単なトレーニングをご紹介します。
① 手首まわし(ウォーミングアップ)
まずは、準備運動として手首まわしを行いましょう。両手を軽く握って、手首を大きくゆっくり回します。外回し10回、内回し10回が目安です。
この動きで関節の動きが滑らかになり、血の巡りが良くなることで筋肉が動きやすくなります。
② タオルを使ったねじり運動
フェイスタオルを1枚用意します。両手で端を持ち、雑巾を絞るような動きをしましょう。右方向に絞る動きを10回、次に左方向に10回。手首だけでなく、前腕の筋肉にも刺激が入ります。
この運動は、家事などでよく使う「ひねる」「つかむ」動きのサポートになります。筋肉に適度な刺激を与えることで、手首全体の安定感を高めてくれます。
③ 手首のストレッチ(反らす&曲げる)
片方の腕を前に伸ばし、手のひらを上に向けます。もう一方の手で指先をつかみ、ゆっくりと手首を反らせます。この状態で20〜30秒キープ。
次に、手のひらを下に向けて、指先を下に向けた状態で、手の甲を押して曲げるストレッチも行いましょう。こちらも20〜30秒。
このストレッチを続けることで、硬くなりやすい手首の柔軟性が保たれ、動かしやすさがアップします。
まとめ
手首は日常生活で常に使う場所だからこそ、ケアがとても大切です。大がかりな運動ではなく、ちょっとした時間にできる簡単なトレーニングをコツコツと続けることが、将来の不調を防ぐ大きな一歩になります。
ぜひ今日から、あなたの毎日の習慣に取り入れてみてくださいね。手首の健康を守ることは、快適な暮らしを支える土台になります。
