〜ケガを防いで、もっと動ける体へ〜
スポーツや運動を続けていると、気になるのが「ケガの予防」と「動きの質」。これらを支えるのが、実は“筋トレ”です。筋トレというと「筋肉を大きくするため」と思われがちですが、正しく行えば、ケガのリスクを減らし、体のパフォーマンスを高めることにもつながります。
今回は、障害を予防しながら、より動ける体をつくるための筋トレの考え方をご紹介します。
なぜ筋トレが障害予防になるのか?
ケガの多くは「体のバランスの崩れ」や「筋力不足」から始まります。たとえば、片足立ちが不安定な人が走ると、着地時に体がブレて足首やひざを痛めやすくなります。そこで、必要な筋肉を強化することで、体の軸が安定し、関節への負担が減るのです。
パフォーマンスアップにも効果的
筋トレを行うことで、筋肉がしっかり働くようになり、動きのキレやスピードが出やすくなります。たとえば、ジャンプ力を上げたい人は脚の筋トレだけでなく、体幹(お腹まわり)の筋肉も鍛えることで、より高く、安定して跳べるようになります。
また、疲れにくい体を作るうえでも筋トレは有効です。筋力があることで、同じ動作でも余裕をもって動けるようになるため、動き続けてもフォームが崩れにくくなるのです。
無理せず、正しくがポイント
効果的な筋トレのポイントは、「正しい姿勢」と「段階的な負荷」です。無理に重いものを持ち上げたり、勢い任せに動かしたりすると、逆にケガにつながることも。まずは自分の体に合ったやり方を見つけましょう。
最初は自重(道具を使わない)でのスクワットやプランクなど、シンプルな動きから始めるのがおすすめです。
まとめ
筋トレは、単に筋肉をつけるだけでなく、ケガを防ぎ、より良く動くための土台づくりです。運動のパフォーマンスを上げたい方も、長く健康に動き続けたい方も、筋トレを習慣にしてみましょう。ポイントは、無理なく、続けること。自分の体を知ることが、何よりのケアになります。
