私たちは日々、パソコン作業やデスクワーク、スマートフォンの使用など、座ったまま長時間過ごすことが増えています。そんな生活の中で、知らず知らずのうちに肩こりや腰の疲れを感じたことはありませんか?
実はその原因、「作業環境の整え方」にあるかもしれません。
このときに重要となる考え方が「エルゴノミクス(人間工学)」です。難しそうに聞こえますが、これは“体に負担がかかりにくいように環境や道具を整える”というシンプルな考え方です。体を大切にしながら効率よく作業するために、今日からできるポイントを見ていきましょう。
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1. 椅子と机の高さを見直す
まずは基本中の基本。椅子に座ったときに、足裏が床にぴったりつき、膝が90度に曲がっているか確認しましょう。机の高さは、肘を曲げたときに自然な高さになるように調整します。椅子が高すぎたり低すぎたりすると、腰や首に負担がかかりやすくなります。
2. 画面の高さは目線と同じくらいに
ノートパソコンを机に置いて作業していると、つい画面を見下ろす姿勢になりがちです。この姿勢が続くと首や肩がガチガチに…。できれば画面の上端が目の高さにくるよう調整しましょう。
3. こまめな体のリセットを忘れずに
どんなに理想的な姿勢でも、長時間同じ体勢が続くと体は固まってしまいます。1時間に1回は立ち上がり、肩を回したり、軽く歩いたりすることで、血流がよくなり、疲れにくくなります。目の疲れにもつながるので、画面を見続けないことも大切です。
4. 道具の位置も工夫を
キーボードやマウスは、体の真ん中に近い場所に置きましょう。腕を前に伸ばしすぎると、肩や背中に負担がかかりやすくなります。できるだけリラックスした状態で道具を使えるように配置するのがコツです。
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まとめ
エルゴノミクスの考え方は、日常の小さな工夫の積み重ねです。ちょっとした配置や姿勢の見直しだけでも、体への負担は大きく変わります。今日から自分の作業スペースを見直して、体にやさしい環境づくりを始めてみましょう!
