私たちが毎日無意識に行っている動き――歩く、座る、立ち上がる、物を持ち上げる――これらすべては筋肉と骨の支えがあってこそスムーズにできています。ところが、知らず知らずのうちに筋肉がこわばったり、骨に負担がかかったりすると、体に不調が出てしまうことも。そこで今回は、日常の中で簡単にできる筋肉と骨のケア方法をご紹介します。
姿勢を見直そう
まず意識していただきたいのが「姿勢」です。長時間のデスクワークやスマホの操作などで、猫背になりやすい現代人。背中が丸まり、肩が前に出てしまうと、肩や腰の筋肉が必要以上に緊張し、負担がかかってしまいます。
気づいたときに背筋をスッと伸ばし、お腹に軽く力を入れて座るだけでも、体のバランスが整いやすくなります。特別な運動をしなくても、姿勢を正すこと自体が筋肉と骨のケアにつながります。
軽い運動を習慣に
筋肉と骨は、動かすことで健康を保ちやすくなります。激しい運動でなくても構いません。朝起きたら腕を大きく回してみたり、寝る前に足を軽く伸ばしてみたりするだけでも十分です。
特におすすめなのは「ふくらはぎのストレッチ」。壁に手をつき、片足を後ろに引いてかかとを床に押し付けるようにすると、ふくらはぎがじんわり伸びてきます。これは血流を促すだけでなく、下半身の筋肉を柔らかく保つ効果も期待できます。
バランスよく体を使う
日常の動きの中で、同じ側ばかりを使っていないか、ぜひチェックしてみてください。たとえば、いつも同じ肩にバッグをかけている方は、反対側にかけてみるだけでも筋肉のバランスが整いやすくなります。
また、洗濯物を干す・床を拭くなどの家事でも、体の片側だけに負担をかけないように意識することが大切です。左右均等に動かすことを心がけましょう。
まとめ
筋肉と骨は、特別なトレーニングをしなくても、日常の中でのちょっとした意識と動きでしっかりケアできます。姿勢を見直す、軽く体を動かす、バランスよく体を使う――この3つのポイントを意識するだけで、体はぐっと元気になっていきます。
毎日少しずつでも続けることが、将来の不調予防にもつながります。まずは今日から、できることから始めてみましょう!
