現在はタイプラプスの導入で、ほとんどの病院では、5日目(6日目の場合も有り)で胚盤胞まで培養し、その後凍結して次周期以降に移植することが多いと思います。
あなたはどの程度のグレードの胚盤胞を移植していますか?
胚盤胞のグレードは、培養士さんが顕微鏡で受精卵を観察して、「Gardner分類」と呼ばれる国際的な基準に従って分類していきます。
グレードは国際的な基準に沿って付けられるとは言っても、甘く付ける培養士さんがいたり、厳しく付ける培養士さんがいたりと、病院や培養士さんによって多少の違いはあるようです。
「4AA」や「5BB」「3BC」など、数字とアルファベット2文字の組み合わせでグレードが付きます。
数字の部分は、数が大きい方が胚盤胞の成長の速度を表しており、アルファベットの部分については、A>B>Cの順に良好なグレードと評価されます。
数字は6段階で評価されますが、培養5日目で、1や2だった場合は、成長ストップと判断され、破棄されることが多いと思います。
移植対象となる数字は3~6になります。
3~6の数字に関しては、各不妊外来のドクターや培養士によるホームページやブログにも「数字による妊娠率の差はない」と記載されています。
次回は胚盤胞のグレードについてさらに詳しく記載します。
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