タイミング法や人工受精で1年以上妊娠できなかったのに、体外受精にステップアップして、1度目の移植で、妊娠できる方がいます。
こういう方は、ピックアップ障害があり、タイミング法や人工受精では妊娠できなかった可能性が高いと思います。
もちろん、卵子や精子の質が良いご夫婦に限られます。
ですので、当院(はり灸治療院美潤)で鍼灸治療を週1で通って頂き、半年経ってもタイミング法や人工受精で妊娠できなかった方には、体外受精をお勧めしています。
では、ピックアップ障害とはどういう状態のことを指すのかご説明します。
卵巣で20㎜以上に育った卵胞の中には0.1㎜程度の卵子が成熟した状態で排卵されるのを待ちます。
脳下垂体前葉からLH(黄体形成ホルモン)の濃度が急激に上がり(=LHサージ)、排卵が促され、1番大きな卵胞の中から卵子が排出されます。
卵巣から排出された卵子は、子宮の袖のような形の「卵管采」という卵管の先端にある部位が動いて卵子をキャッチし卵管に取り込まれます。
そのため、卵管が他の臓器に癒着していると卵管采は動くことができずに卵子が卵管に取り込めなくなります。
また卵巣のねじれやゆがみにより卵管采より遠い位置にあると、卵子をキャッチできないので、この場合もピックアップ障害となります。
次回に続く
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