先週の続きです
④ リセット薬(月経移動)する目的で処方される代表薬
※プラノバール
リセット薬として処方されることが多いプラノバールは中用量ピル
プラノバールは卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方を配合した内服薬で、人工的に
月経周期の高温期のホルモン状態を維持する効果がある。
そのため、体外受精時にプラノバールを1週間~3週間(延期したい時期により服用期間を変える)服用し、服用後から3~5日で生理がきたら、採卵または移植周期に入ることができる。
おもに月経周期を早めるために処方されることが多いリセット薬。
プラノバールは女性ホルモンの含有量が多いため、副作用が出ることが多いことが報告されています
中でも多く報告された副作用は、服用直後から吐き気や食欲不振などの消化器症状、頭痛や眠気、倦怠感などの症状です。
服用を続けても3日程度で副作用は軽減しますが、仕事や日常生活に影響がでることがありますので、吐き気止めなどの薬と一緒に服用することをお勧めします。
※ノアルテン
ノアルテンはミニピルとも呼ばれる黄体ホルモンの単剤
排卵したか不明で、月経周期が長い場合(月経困難症)のリセット薬として処方される。
プラノバールに比べて、吐き気などの副作用が少なく、血栓症のリスクが高い方でも服用できるメリットがあります。
一方、プラノバールよりも効果はやや低く、内服中に少量の出血(不正出血)が始まることがあります
不妊治療の初期で処方される代表的な薬の効果効能と副作用を記述しましたが、服用した人全員に効果が出る、副作用が出る、わけではありません。
服用して副作用が強く出る場合は、副作用が出た日時や症状を書き止め、先生に報告し、判断を仰ぎましょう。
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