タイミング法や人工受精で、病院通いを始めた頃に処方される薬の中で、とくに知っておきたい薬の効果効能と副作用について記述します。
① 卵胞を育てる目的で処方される代表薬
※クロミッド:不妊治療の保険診療で最初に処方される薬
卵胞が成熟する為に必要なホルモン(E2)の分泌を促進させ、卵胞の発育に効果が高い反面、内膜が薄くなりがち、頸管粘液が少なくなる、などの副作用があり、
3ヶ月連続で服用して副作用が出ていたら他の薬に変える必要がある。
5周期以上服用を続けると妊娠率が落ちることも報告されている。
クロミッドは排卵誘発剤となっているが、実際には自力排卵ができにくくなるので、
服用後は病院にて卵胞チェックをして、18㎜を超えていたらHCG注射(②参照)を
打ち、確実に排卵させる必要がある。
※フェマーラ(レトロゾール):薬品名が異なるが、同じ目的で処方される。
ノバルティスファーマの「フェマーラ」が先発医薬品で、「レトロゾール」は複数の製薬会社が製造・販売している後発医薬品(ジェネリック医薬品)となっている。
クロミッドに比べると、排卵誘発の作用は弱いが、副作用は少ない。
主にPCOSの方に処方される薬だが、クロミッドの副作用が出た場合の代替え薬として処方されることが多い。
長期間服用すると骨がもろくなる、骨粗鬆症が起こることがあるので注意が必要。
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