精子検査では各項目の基準値があります。
この検査は、女性が通院している婦人科でも精子を持っていけばやって貰える検査です。
WHO(世界保健機構)の精液検査正常値(2021年)では、
・精液量1.4ml以上
・精子濃度1600万/ml以上
・運動率42%以上
・正常形態率4%以上
としています。
上記のいずれかが基準に満たない場合は、卵子のいるところに辿り着ける精子が少なくなり受精障害となります。
受精までの道のりは精子にとってつらく厳しいものです。正常な精子が多くても困難な道のりなのに、精子検査で基準値に満たない場合は男性不妊が原因で、妊娠できないことになります。
卵子に結合できるのは1個なのだから1個さえ辿り着ければ妊娠できるのではないかと思いますが、100個前後の精子が1個の卵子に群がり、卵子の外側にある透明帯を破る酵素を出すことで、やっと1個の精子が卵子と結合できるのです。
でもまだ受精できた訳ではありません。卵子と結合できた精子はさらに透明帯の奥にある細胞膜に侵入し、精子と卵子の核が融合して受精卵となります。
続きは明日!
妊活についてのお問い合せ・ご相談は、はり灸治療院美潤へ
ホームページ https://harikyuu-miu-web.com/
