場所的に車かバスでないと行きにくいです。駐車場は結構あるので車で行くのがおすすめ。関宿城というのは1740年頃に洪水で大損害を受けて、その後も火災があったりで城の原型はほぼ残っていません。近代になり復元をすることになったのですが、どういう経緯かどうせなら博物館にしようということで外見は城で中は博物館という珍しい場所になっています。城なので上に上がるほど狭くなっていくため、実質展示は常設の1階と企画の2階のみ。天守閣の4階は展望台になっています。常設展示ではこの場所がいかに川、ひいては水と関わってきたかの歴史が学べます。水を利用するために周囲に城が出来たりしますが、同時に水害のリスクも背負います。人々がどうやって水と戦って来たのか。洪水に対して何度も行った河川の改修が模型と共に詳細に開設されています。同時に川は産業や移動手段としても活躍し、そちらの面の展示も数多くあります。自然と共存するというのは難しいものなのだなあ…と改めて感じました。展望台は非常に眺めが良かったです。展示物の主役となっている利根川、江戸川が綺麗に見えました。見る分には綺麗なのですが…今後もこの2つの川とどう接していくのか。昔も今も変わらぬ悩み。とても考えさせられました。