やや前の話になるが
仕事で道庁へ行くひとに連れられて札幌まで出かけ
用事が済んだところで観光へ行こうかといいう話が出た
どこへ行きたいと訊ねられ
真っ先に思い浮かんだのが支笏湖だった
タクシーを飛ばしてたどり着いた瞬間
相方はなんとも味気ない感想を口にしたものだった
「湖のどこが良いのかねえ」
「眺めているだけでも、心が静まってくるでしょ?!」
「水を見たいなら、洗面器に水を張って眺めりゃいい」
なんとも、憎たらしい反論だったが
これはあくまでも、冗談
しばしナナカマドなどが赤く色づいた湖畔を散策し
元来がスポーツ万能の相方が
カヌー乗り場を見つけて
「乗ってみよう」
ボートなら、こっちは優雅に座っていれば良いが
カヌーとなればそうはゆかない
逆らって折角の休暇をむなしくするのもと思い直し…
やっとその気になったらなんと8月末で営業終了ダッタ
致し方なく「スワンボート」を借り出して湖の中心へ
穏やかな湖面に光る初秋の光と
さざ波に照り返す太陽の輝きは
都心のボート場で乗るのとは大違い!!
洗面器の水ではこの味わいはないと言いつつ
しかし
どうみてもスワンとはあまりにもかけ離れた
タヌキ体型の相方を笑いをかみ殺しながら眺めた
長閑な記憶を残してくれた場所になった
時期にもよるのでしょうけど
1度はお出かけになっても損はない場所ですよ^^