nature garden

お庭は心を表します。どっちを先に綺麗にしますか？

お庭は心を表します。あなたの心、荒れていませんか？幸せですか？あなたの周囲はどうですか？パートナー、子供、親、同僚、ご近所さん、日本、世界。あなたが幸せならば、周囲も幸せです。友は友を呼び、類は類を呼びます。自分と同じ境遇の人と一緒にいると、とっても居心地がいい。幸せ同士は最高です。不幸せ同士だとどうでしょう？ちょっと安心です。ちょっと満たされます。競争します。でもなんか違和感を感じます。一人になると虚しさが残ります。本当はあっちに行きたいです。

　では、なぜ幸せではではないのでしょう。お金がないから、パートナーがいないから、信頼できる友達がいないから、あれがないから、これがないから、ああなったら、こうなったら、きっと幸せになれる。　違います。そんな外的なものであなたの心は満たされません。それがかなったら、幸せになれると思っているのは、幻想です。ではどうするか。

　「ありのままを、今にいて、受け取る」です。”ありのまま”、読んで字の如くです。それがこうだったら、ああだったら、もうちょっとこうなってほしい。なりません。無駄な努力です。期待するだけ疲れます。水は決して低いほうから高いほうには流れません。”今にいて”、何かやれるのは、今だけです。過去は変えられません。未来はまだきません。どうなるかわかりません。生きているのは今だけです。”受け取る”、私がほしいのはそれじゃない、これじゃない。私には受け取る価値がない。私にはチャンスがない。私は不運だ。神様に見放されている。

　国民性を表すこんな話があります。「これは規則です。」というと、ドイツの人は従うらしい。アメリカ人には「これをするとヒーローになれます。」というとやるらしい。では日本人にはなんと言うか？「皆さん、していらっしゃいます。」よく、日本の美徳としてとらえられる”武士道”。勤勉、実直、奉仕、犠牲など、美辞麗句が並ぶ。もちろん天下泰平の今の世の中で、自らそれを選択して実践する分にはなんら問題はない。身体にもよさそうだ。だが、自分を犠牲にして君主に従う、お国のために戦う軍国主義など、個を殺して集団に奉仕するなど、上の人間が下の人間を使いやすいようにする為の策略でしかない。それをそれしか知らない親の世代が子供に押し付ける。時代の変化にも気付かず、昔の価値観を押し付ける。引きこもりをはじめ、社会不適合者が益々増えるばかりである。

ちょっと私の事を書きますね。新潟県燕市出身、６０歳、バツ２、独身、庭師になって２０年、独立して１５年、最近は仲間が一人増え、２人で作業しています。この年になってようやく親の呪縛から解かれ、自信も付き、自分の人生を歩き始めました。私はこの仕事が大好きです。好きな事を仕事にしています。幸せに向かってまっしぐらです。
　小さい時はエリートでした。勉強も運動もでき、生徒会長もして、親自慢の子でした。どうしたら親が喜ぶか、それだけを考えていました。新潟大学工学部情報工学科現役合格。でもそこが限界でした。大学を中退し社会人前半は暗黒時代、職を転々とし、最後はただ金のためだけに、好きでもないプログラマ－をしていました。４０歳の時、一念発起し庭師の世界に飛び込み、そこから５年の修行を経て現在にいたる。独立してからも紆余曲折があり、危うくうつになって死にかける修羅場を潜り抜けて現在にいたる。

　私の人生が最近やっと上向きになってきたのは、やはり過去のトラウマを癒せたからでしょうか。私は異常に怖がりでした。身体が反応します。それが最近なくなってきました。人間関係が苦手でした。人の気持ちがわかりませんでした。というか、その前に自分がわかりませんでした。自分はこういう人間なんだ、というのは意外とはずれでした。社会の常識、世間の常識、こうせねばならない、こうするべきだ。最近は自営業であるのをいいことに、土日働いて、平日休んで映画や温泉に行ってます。すいてて最高です。

　人生の悩みの大半は人間関係と言われます。人間関係がうまくいけば、大抵のことはうまくいきます。では、最も大切な人間関係は誰との人間関係でしょう。そう、それはもちろん自分自身との人間関係です。自分との人間関係はどうですか。うまくいっていますか？自分のことが好きですか？優しくしていますか？いじめていませんか？自分には価値がないと思っていませんか。それは大きな間違いです。勘違いです。

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